傷ついた心をアートによって癒す
2011.12.01
開催にあたって…
タイのストリートチルドレンの支援を目的に活動を続けるアーサーパータナーデック財団を
日本で支援するムーレックさんを通して、お借りした子どもたちの作品です。
これらはアートセラピーの中で生みだされ、そこで取り戻した自尊心と身に付けた技術で、
子どもたちや若くして子どもを育てている母親たちの自立のためにチェンマイの店で売られています。
“ストリートチルドレン”と呼ばれる子どもたちが人生の道を選択しなければならなくなった時、
少しでも彼らの選択肢を広げる意味で、この職業訓練プログラムを用意しています。
バティック(ろうけつ染め)やお菓子作りなどを自分の手で取り組み、学んでいく過程で、
危険を伴わない職業を選択していくよう導いたり、将来彼らが学校や職業訓練センターなどに進学するための準備段階として、
少しでも彼らのもつ能力を高めるためのプログラムです。このプログラムによって彼ら自身で自分たちの進む方向を見つめ、
安全な職業に就くことによって、一般社会に適応し、幸せな人生が歩めるようになるまでを目標としています。
このプログラムは職業訓練であると同時に、子どもたちの傷ついた心をアートによって癒すという
アートセラピーとしての側面も持っています。アートセラピーは子どもたちの自尊心や集中力を高めることにつながります。
彼らは、3月11日の東北大震災を知り、自分たちの収益の一部を、ころぽっくるの家「おもちゃ支援」に届けてくれました。
彼らの思いを私たちは会津若松へ持って行きました。
そしてまた今回の作品の売り上げもおもちゃ支援に寄付してくれるそうです。
もし、気に入った作品がありましたら、事務局へお声かけください。